ポルトガルから帰国して取材に応じた中島翔哉がワールドカップへの意気込みなどを語った【写真:舩木渉】
ポルトガル1部のポルティモネンセで10ゴール12アシストの好成績を残した日本代表FW中島翔哉が、帰国してメディアの取材に応じた。
リーグ戦で二桁得点と二桁アシストを同時に達成するなど、充実のシーズンを過ごした中島は「今年1年ポルトガルでプレーして、すごく楽しかったですし、成長もできたと思います。すごくいいチームで1年間プレーできてとてもよかった」とヨーロッパ挑戦1年目を振り返った。
とはいえ「アシスト数がゴール数よりも多くなるとは全く思わなかった」と、予想外だった部分もあったという。「もっとゴールを取りたいという思いはある」という中でも、アシストの増加は「本当に成長した部分」で、「チームメイトの助けもありましたし、監督のサポートもあったので、こういう結果を得られた」と周囲への感謝も述べた。
ポルトガルでの活躍が認められ、今年3月には日本代表デビューも飾った中島。西野朗監督率いるサムライブルーの一員として、まもなく開幕を迎えるロシアワールドカップの舞台に立つ可能性もある。
日本代表は「チームメイトには本当に経験もあって、能力のある選手がたくさんいて、プレーしやすい環境」だったといい、「チームメイトと協力すれば本当にいいサッカーができるんじゃないか」と中島は手応えを感じている様子。
ワールドカップを「自分にとってもそうだし、周りの人たちにとっても大事な大会」と位置づけ、「ゴールを奪うこととか、アシストすることとかはポルトガルでもやってきましたし、そういうプレーをできるだけ多く出したい。(日本代表に)選ばれたら、本当に日本のためにプレーしたいと思っていますし、個人的には楽しんでいいプレーをして、日本の力になれればいいかなと思います」と語った中島。
あくまで「自分がやれるプレーを精一杯やって、楽しくプレーする」というスタンスは崩さず、自然体で初めての大舞台に臨む準備を進めている。
(取材・文:舩木渉)
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