ハンブルガーSVの伊藤達哉(右)【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ公式サイトは15日、ハンブルガーSV(HSV)に所属するFW伊藤達哉がブンデスリーガ4月の「ルーキー・アワード」大賞を獲得した事を発表した。
同賞はブンデスリーガで活躍した若手選手に与えられる月間賞で伊藤の他にヴォルフスブルクのDFウィリアムとレバークーゼンのDFパナギオティス・レツォスがノミネートされていた。
20歳の伊藤は4月に行われた4試合全てに先発出場しリーグ戦初アシストを含む2アシストを記録した。またリーグ序盤ではスタミナのなさを指摘されていたが、4月には4試合全てで85分以上プレーするなど課題も克服されつつある。
昨年9月にブンデスリーガデビューを飾った伊藤は徐々に出場時間を増やしクリスティアン・ティッツ監督の下ではレギュラーとして定着した。同監督は伊藤について「彼がドリブルに入ると相手選手は止める事がとても難しい」と切れ味鋭い突破力を高く評価している。
なお同サイトでは「彼のプレースタイルは来月に迫るロシアワールドカップに出場する日本代表にとって秘密兵器になるかもしれない」とサプライズでの日本代表招集の可能性について指摘している。来季クラブは2部で戦うことになるが中心選手としての活躍も期待されている。
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