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元レアルのポルトガル代表DF、W杯出場を自ら辞退。その理由は…

text by 編集部 photo by Getty Images

ファビオ・コエントラン
スポルティングCPのファビオ・コエントラン【写真:Getty Images】

 ポルトガル1部のスポルティングCPに所属するDFファビオ・コエントランは、疲労を理由にロシア・ワールドカップ出場を自ら辞退したことを明らかにした。

 レアル・マドリーが保有権を持つコエントランは、今季は母国の強豪スポルティングCPにレンタルされ、公式戦43試合に出場。だが、ワールドカップに出場できるコンディションではないという自らの判断により辞退を決めたようだ。

「先週、色々と考えた末に、ワールドカップで要求されるレベルでプレーできるコンディションではないということを伝えた。非常に疲労の溜まるシーズンを過ごしてきたからだ」とコエントランは説明している。

 だが、これで代表を引退するわけではない。「母国に背を向けはしないし、今後また何度も代表でプレーできることを願っている。今後も外側からチームを応援し続けるつもりだ」と付け加えた。

 ポルトガル代表はワールドカップの予備登録メンバー決定の期限だった14日に35人のメンバーを発表。その中にコエントランの名前は含まれていない。

 現在30歳のコエントランは、ポルトガル代表として2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会の2回のワールドカップに出場。ポルトガルが初優勝を飾ったEURO2016では太腿の負傷のため不参加を余儀なくされた。

【了】

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