長く在籍する香川も「毎年そういうのが続くってのはなかなか…」
75分からシュールレに代わって出場し、復帰を果たした香川真司は、次のように述べている。
「僕らのチームとしては、新しい監督が来て今シーズン、選手もかわったりして、やはり毎年そういうのが続くっていうのはなかなか。その、ツケじゃないけど。まぁミキ(ムヒタリアン)だったりマッツ(フンメルス)だったりイルカイ(ギュンドアン)だったりオバ(オーバメヤン)だったり、常に中心選手がデンベレ含めて毎年抜けてきている中で、それまでは耐えてきたと思うんですけど、さすがにやっぱりそういうの(難しさ)は、やっぱり感じました」
香川の言うように、トゥヘルからボス、そしてシュテーガーと監督が交代し、開幕前には多少メンバーもかわった状況では、一旦は落ち着いてクラブのコンセプトや目指すべき方向性をチーム内で共有するのは、難しかったかもしれない。
確かにCLの出場権は獲得できたが、ホッフェンハイム戦で示したクオリティのままでは、ドルトムントは来季もグループリーグ敗退になってしまうだろう。
バイグルの言う「自分たちが実際にプレーしたい類のサッカー」を再び実現するために、来季に向けて見直すこと、改めて徹底することは、多々ありそうだ。
(取材・文:本田千尋【ホッフェンハイム】)
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