ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属する香川真司は、現地時間12日に行われるブンデスリーガ最終節のホッフェンハイム戦で負傷から復帰できると見込まれている。11日付独誌『キッカー』は、この一戦が「香川の最も重要な試合」になるという見方を伝えた。
今季ドルトムントで好調なプレーを見せていた香川だが、2月10日のハンブルガーSV戦で左足を負傷。3ヶ月におよぶ離脱を強いられたが、シーズン最終節でようやく復帰することができそうだ。
『キッカー』は、この試合が香川にとって2つの意味で重要だと述べている。ひとつはドルトムントのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に貢献できるチャンスであること。もうひとつはロシア・ワールドカップに向けて日本代表入りをアピールすることだ。
最終節を残してドルトムントは3位に位置し、対戦相手のホッフェンハイムは3ポイント差で4位。ホッフェンハイムと勝ち点で並ぶレバークーゼンも含め、3チームが残り2つのCL出場枠を争っている。ドルトムントは引き分け以上で3位を確定させることができる。
一方で、この試合でのプレーは日本代表入りにも影響するかもしれない。西野朗監督が先日渡欧した際に香川を視察し、コンディションへの不安を口にしていたことにも言及しつつ、「今季最終節はおそらく、ロシアでプレーするのに十分な状態だと西野監督に見せるための最後のチャンス」だとの見通しが伝えられている。
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