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香川真司 7年前

香川真司が復帰濃厚。CL出場権は逃せないドルト、不安要素抱えて最終節へ

ボルシア・ドルトムントは12日、ブンデスリーガ最終節でホッフェンハイムと対戦する。指揮官は香川真司の復帰を示唆したが、楽な復帰戦にはならない。ドルトムントは最後までチャンピオンズリーグ出場権獲得のために気が抜けない状況だ。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

一気に5位転落の可能性もあるドルトムント

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マインツ戦の過ちは繰り返せないドルトムント【写真:Getty Images】

 とうとう今季も最終節。5月12日、ボルシア・ドルトムントは敵地でTSGホッフェンハイムと戦う。

 来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を巡る、最後の攻防——。

 現在、勝ち点「55」で3位に位置するドルトムント。対する4位ホッフェンハイムの勝ち点は「52」。ついでに5位バイヤー・レバークーゼンの勝ち点も「52」。

 予断を許さない状況が続く。仮に土曜日の試合でホッフェンハイムに敗れ、他会場でレバークーゼンがハノーファー96に勝てば、得失点差によっては、ドルトムントはヨーロッパリーグ出場圏内に引きずり下ろされてしまう。ミヒャエル・ツォルクSDは「問題をはらんだ状況」と捉えている。

 最終戦を前にした3クラブの得失点差は以下のとおり。

 ・ 3位 ドルトムント +19
 ・ 4位 ホッフェンハイム +16
 ・ 5位 レバークーゼン +13

 例えば、レバークーゼンが今季最後のホーム戦で畳み掛け、4点差のスコアで勝利し、方やドルトムントの守備陣が崩壊して3点差のスコアで敗れると、一気に5位まで転落してしまうのだ。ツォルクSDは、ハノーファーが「まともにプレーすること」を望んでいる。ニーダーザクセン州のクラブにとって、最終戦は消化試合に過ぎない。

 そして、この悪夢のようなシナリオが現実のものとなって、何ら不思議ではない。

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