トッテナムに何が? シーズン終盤に急失速
プレミアリーグ第34節のマンチェスター・シティ戦に1-3で敗れた後、トッテナム・ホットスパーは3試合で1勝1分1敗。残留争いをしてるブライトン&ホープ・アルビオンに引き分けたり、降格濃厚のウェストブロミッチ・アルビオンに敗れたり、明らかにペースダウンしている。
この間、チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を争っているチェルシーは4連勝。32節の直接対決でスパーズが勝利を収めた際の8ポイント差は、残り2試合でわずか2ポイントに縮小している。
ノースロンドンの古豪に、何が起きたのだろうか。
いや、いまに始まったことではない。昨季のプレミアリーグ第36節、ウェストハム・ユナイテッドに敗れ、優勝争いから後退した。一昨季は最後の4試合で2分2敗。レスター・シティにタイトルを譲った。最終盤の失態は3シーズン連続で、不名誉な決まりごとになりつつある。
「スパーズの監督になって4シーズン目を迎えるが、間違いなくレベルアップしている。しかし、勝者の哲学を植えつけるまでには、まだまだ時間が必要なのかもしれない」
FAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドに敗れた後、マウリシオ・ポチェッティーノ監督は悔しそうに語っていた。
彼の言葉を借りるまでもなく、スパーズは間違いなくレベルアップしている。CLのグループステージでレアル・マドリーを破り、ラウンド16でもユベントスをあと一歩のところまで追いつめた。また、プレミアリーグのデータ(直近3シーズン)でも成長の跡がうかがい知れる
【14/15】5位/得点58・失点53
【15/16】3位/得点69・失点35
【16/17】2位/得点86・失点25