クープ・ドゥ・フランス優勝に向けた戦いは…【写真:Getty Images】
クープ・ドゥ・フランス(フランス杯)決勝のパリ・サンジェルマン(PSG)対レ・ゼルビエ戦が現地時間8日に行われる。英メディア『BBC』では、「史上最大のミスマッチか?」とこの試合を紹介している。
PSGは言わずとしれたフランス王者であり、世界でも屈指の予算規模を誇る超ビッグクラブ。一方のレ・ゼルビエはフランス3部にあたるナシオナル1で戦っており、最終節を残して4部降格の可能性も残っているという下位チームだ。
そのレ・ゼルビエは今大会を通してリーグアン(1部)のチームとは対戦することがなかったが、2部のオセールやランスを破って勝ち上がってきた。準決勝では大会史上初の3部対決となったシャンブリとの試合に勝利を収めて決勝進出を果たした。
『BBC』によればレ・ゼルビエの年間予算は200万ユーロ(約2億6000万円)。これは、PSGのFWネイマールの給料のわずか「16日分」しか支払えない額だという。年間予算5億4000万ユーロ(約699億円)のPSGとは実に「270倍」の格差となる。
PSGは国内のカップ戦で圧倒的な強さを誇っており、現在41連勝中。クープ・ドゥ・ラ・リーグ(リーグカップ)ではすでに5連覇を決めており、レ・ゼルビエに勝てばクープ・ドゥ・フランスも4連覇となる。PSGの圧倒的優位が予想される試合となるが、奇跡は起きるのだろうか。
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