サウサンプトンの吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトン(愛称:セインツ)は、プレミアリーグ残留を懸けた大一番を前に、思わぬ災難に見舞われた。7日付英紙『デイリー・メール』が伝えている。
今季プレミアリーグで苦戦を強いられているサウサンプトンは、2試合を残した時点で17位。降格圏である18位のスウォンジー・シティとは勝ち点で並び、得失点差で辛うじて残留圏に位置している。現地時間8日には、アウェイでそのスウォンジーとの直接対決が行われる。なお、吉田は前節で受けた退場処分のためこの試合には出場できない。
勝利を収めたチームが大きく残留へ近づき、敗れたチームは降格瀬戸際に追い込まれるというビッグマッチ。だがサウサンプトンは、このアウェイゲームに向けて予約していたホテルから、試合2日前の6日になって突然予約のキャンセルを告げられたという。
サウサンプトンが予約していたのは、プレミアリーグチームが宿泊できる設備を備えたスウォンジー唯一のホテルだというマリオット・ホテル。このホテルの40室を先月から予約していたが、「ウイルス」のため使用が不可能になったという連絡が入ったとのことだ。
サウサンプトン側には、これが「汚い策略」ではないかという疑いもあるようだ。実際にホテルが使用不可能かどうかスタッフが訪問して確認することも要求したが断られたという。
結局、チームはスウォンジーから約60km離れたカーディフのホテルに宿泊することを余儀なくされた。当初予定していたマリオット・ホテルからはスタジアムまで車で10分程度の距離だったが、カーディフからはラッシュアワーに1時間20分の移動を強いられることになる。
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