バルセロナのアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
リーガエスパニョーラ第35節のバルセロナ対レアル・マドリー戦が現地時間6日に行われ、2-2の引き分けに終わった。今季限りでのバルサ退団を表明しているスペイン代表MFアンドレス・イニエスタにとっては、「最後のクラシコ」となった。
最近2試合は先発を外れていたイニエスタだが、マドリー戦には先発で出場。58分にMFパウリーニョとの交代でベンチへ下がると、観客席からのスタンディングオベーションで見送られた。
試合が終了すると、バルサの選手たちはピッチ上を回ってサポーターとともに今季の国内2冠達成を祝った。イニエスタに対してはマドリーのジネディーヌ・ジダン監督も敬意を示し、スタジアム内の通路でイニエスタが戻ってくるまで5分間待った上で抱擁を交わしたとのことだ。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。
「ベストコンディションではなかったが、幸いクラシコを楽しむことができた。こういう試合は楽しむべきものだ。他とは比べられない特別な試合だよ」とイニエスタは試合後にコメントしている。
この日の試合も含め、イニエスタはクラシコに通算38試合出場。チームメートのFWリオネル・メッシ、マドリーのDFセルヒオ・ラモスとともに歴代4位タイの出場数となった。バルサの選手では42試合のシャビ・エルナンデスに次ぐ2位タイとなっている。通算成績は16勝10分12敗となった。
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