イングランド・プレミアリーグ第37節の試合が現地時間6日に行われ、アーセナルとバーンリーが対戦。アーセナルはアーセン・ヴェンゲル監督のホーム最終戦となる試合に5-0の大勝を飾った。

　22年間にわたってアーセナルを率いてきたヴェンゲル監督は、今季限りでの退任を先月に発表。プレミアリーグではアウェイゲームをあと2試合残しているが、本拠地エミレーツではこれが最終戦となった。

　大勝で有終の美を飾った試合後に、ヴェンゲル監督はピッチ上からサポーターに向けて別れのスピーチを行った。「本当にありがとう」と感謝の言葉を述べたあと、ヴェンゲル監督はまず脳出血で緊急手術を受けた元マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソン氏に向けて回復を祈るメッセージを送った。

「私も皆さんと同じ一人のアーセナルファンだ。単にサッカーを観るということだけでなく、人生のあり方だ。美しいゲームを大切に思い、我々の抱く価値観を大切にすることだ。それが我々の体のあらゆる細胞に息づいている」とヴェンゲル監督はファンに向けて語りかけた。

「来季もこのチームをサポートしてほしい。彼らにはその資格があるからだ」と今後も引き続きアーセナルを応援してほしいと呼びかけ、「皆さんに会えなくなるのを寂しく思う。人生の中でこれほど重要な部分を過ごせたことを皆さん全員に感謝する」とフランス人指揮官はスピーチを締めくくった。

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