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「8点じゃ納得できない」。武藤嘉紀、さらなる活躍に自信のぞかせる

text by 編集部 photo by Getty Images

武藤嘉紀
マインツの残留に貢献した武藤嘉紀(右)【写真:Getty Images】

 マインツのFW武藤嘉紀が、現地時間5日に行われたボルシア・ドルトムント戦のあとにコメントを残した。今季のゴール数を8としたが、「納得してない」と語っている。

 残留争いを続けていたマインツは、武藤のゴールもあってドルトムントに勝利し、1部残留を決めた。

 前節RBライプツィヒ戦で2点に絡んだ武藤は、2試合連続で先発して2連勝。マインツの残留に大きく貢献した。シーズン8ゴールは2015/16シーズンの7ゴールを超えて、自身最多だ。

 武藤は「怪我をしないで、と言っておいて8試合出られなかったので、そこは非常に悔しい」と離脱した時期を嘆きつつ、「こういった緊張した一戦、ドルトムント相手に点を決められたのは非常に自信になる」と喜んだ。

 8得点という成績については「(7ゴールを決めた)おととしも半分出られなかった。今年もなんというか…。自分自身FWである以上、8点っていうのは別に多い数字とは思っていない。とにかく別に納得いっていないし、もっと獲れる自信もあるし…。まあ納得はいってないですね、8点じゃ」と語り、さらに上を目指している。

 得点が伸びない一つの要因はPKだ。「PKを蹴ればもっと増える。PK蹴れないのはキツイですね。決まりごとになっちゃってて」と武藤。ただ、「自分のエゴなところを出してチームの雰囲気を悪くしても良くないと思うんで。PKも蹴れればいいなという気持ちはありますけど」とチーム内では言えない気持ちを明かした。

 また、移籍報道についても触れている。今夏の去就について「まだ一戦あるので何とも言えないんですけど。チームの雰囲気を悪くしたくないので、まだちょっと待って下さい、としか言えないかな」と武藤はコメント。「日本の新聞ならまだしも、ドイツのキッカーとかまで書いちゃうから…。この間も、別に何も言ったつもりはないのにね」と、報道とは温度差があるとしている。

(取材:本田千尋【ドルトムント】、文・構成:編集部)

【了】

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