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「リョウにはみんながついている」。じん帯断裂濃厚な宮市亮に仲間たちからエール続々

text by 編集部 photo by Getty Images

宮市亮
宮市亮【写真:Getty Images】

 3度目のひざの前十字じん帯断裂が疑われている元日本代表FW宮市亮に、同僚たちも心を痛めている。

 独紙『ビルト』は、ザンクト・パウリで宮市のチームメイトであるDFラッセ・ソビーヒの「もし彼の怪我が本当に確認されたら、それは疑いようなく大惨事だ」というコメントを伝えた。また地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』も「リョウはここ数ヶ月本当に頑張ってきて今があるのに…」と、長期間のリハビリの末に再度同じ箇所を痛めてしまった友人に思いを寄せるソビーヒの談話を載せている。

 宮市は昨年6月に右ひざの前十字じん帯を断裂し、先月28日のセカンドチームの試合で実戦復帰を果たしたばかり。その試合に先発出場した日本人スピードスターは、前半13分に右ひざを負傷して交代を余儀なくされた。

 その後、クラブからは「右ひざ前十字じん帯断裂の可能性が高い」と発表され、3日に再度精密検査を行ったうえで最終的な診断結果が明らかにされる予定となっている。ソビーヒは「リョウは1人じゃない。チームの全員とクラブ全体がついている」と復活をサポートする姿勢を見せた。

 また、『ビルト』紙は昨季までザンクト・パウリでキャプテンを務め、現在ディナモ・ドレスデンに所属するセレン・ゴンサーからのメッセージも伝えている。同選手も2012年と2017年にひざのじん帯に大怪我を負って、現在も復帰を目指してリハビリ中だという。

「彼のことは本当に残念に思う。鳥肌が立って、上の空になった。短期間に3度もなんて…そんな残酷な…。本当に多くのサッカー選手たちが諦めてきたが、彼はジャパニーズ・ファイターだ」

 ゴンサーは宮市のリハビリに取り組む姿を間近で見てきたはず。だからこそ、完全復活を信じている。複数回のひざの大怪我からカムバックを果たした選手もいなかったわけではない。宮市には仲間たちからのエールも届いているだろう。

 なお、診断結果は現地3日のうちに発表される見込み。そこでどんなことが明らかになるか注目が集まる。

【了】

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