ユルゲン・クロップ監督(右)の右腕、ゼリコ・ブバチ氏(左)【写真:Getty Images】
アーセナルの新監督候補に新たな名前が浮上した。イギリス『スカイ・スポーツ』は、アーセナルがゼリコ・ブバチ氏の招へいに動いていると報じている。
今季限りでアーセン・ヴェンゲル監督の退任が決定しているアーセナルは、次の監督を探している。アーセナルのレジェンドや、実績のある指揮官の名前が挙げられてきた。
だが、ブバチ氏はそういった候補とは違い、一般的には無名と言える指導者。それもそのはず、トップクラブで監督を務めた経験がないリバプールのアシスタントコーチだ。
現在、「個人的な理由」でリバプールを離れているブバチ氏は、ユルゲン・クロップ監督の右腕として知られている。ボスニアメディアの『Pravda BL』は、1日の時点で同氏のアーセナル行きを伝えていた。
この動きには、ボルシア・ドルトムントでの関係が強く出ているのかもしれない。アーセナルの補強部門責任者を務めるスベン・ミスリンタット氏は、アーセナルに来る前にドルトムントでチーフスカウトだった。ドルトムントを率いていたクロップ監督のことはもちろん、指揮官の右腕であるブバチ氏のこともよく知っている間柄だ。
ブバチ氏は現在56歳。監督経験の浅さは気になるところだが、アーセナルは本気で招へいを考えているのだろうか。
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