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英紙が日本代表の現状を分析。西野ジャパン当確と予想した選手は?

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

西野朗
日本代表監督に就任した西野朗氏【写真:田中伸弥】

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任され、西野朗新監督が就任したばかりの日本代表。ワールドカップ直前に監督交代に踏み切ったチームの現状を、英紙『テレグラフ』が分析している。

 やはり冒頭でロシアワールドカップまで2ヶ月しかない時点での監督交代に触れた同紙は、「急ぎ任命された監督は、チームの周囲に渦巻く信頼やコミュニケーションの問題に対処するタスクを持っている」と指摘。日本サッカー協会の田嶋幸三会長がハリルホジッチ前監督の解任理由に挙げた問題点を把握しているようだ。

 そして、ポジションごとに西野ジャパンの中心選手になるであろう選手たちを挙げた。GKでは「2010年と2014年のワールドカップでプレーしていた35歳の川島永嗣が、ロシアでもゴールを守る可能性が高い」とし、「経験豊富な」西川周作を次点に、若い中村航輔を3番手と見ているようだ。

 DFでは酒井宏樹を「アジア最高の右サイドバックの1人」と称賛。左サイドバックの1番手にはガラタサライに所属する長友佑都を、センターバックの筆頭にはサウサンプトンの吉田麻也をリストアップした。

 中盤では長谷部誠が柱になると分析する。ヴォルフスブルクやニュルンベルク、フランクフルトで活躍してきた日本代表キャプテンについて、『テレグラフ』紙は「ブンデスリーガで10年間にわたって権威と冷静さをもたらしてきた中盤の将軍」と評した。そして、“将軍”長谷部の相棒には山口蛍が並び立つと予想されている。

 FW陣では「ハリルホジッチがしばしばメンバーから落とした3人のリーディングプレーヤー」が、西野監督の就任によってその立場を見直されることになるかもしれない。

 1人目は本田圭佑。メキシコのパチューカに所属する31歳は「日本代表では2年ほどゴールを決められていないが、依然として攻撃をリードする存在」と、その評価は高い。

 2人目は香川真司である。「日本代表では苦戦しているが、新監督の下でプレーするチャンスが増える」と予想されている。同じような状況なのが3人目の岡崎慎司で、イングランドではロシアの地でスタメンに戻る可能性もあると見られているようだ。

 ここまでに挙げられた川島、西川、中村、酒井宏樹、長友、吉田、長谷部、山口、本田、香川、岡崎といった選手たちは西野ジャパンでどのような役割を与えられることになるだろうか。

【了】

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