アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
今季限りでアーセナルを去るアーセン・ヴェンゲル監督は、パリ・サンジェルマン(PSG)からの新監督就任のオファーを断ったとみられている。英紙『デイリー・スター』が1日付で伝えた。
1996年以来約22年間にわたってアーセナルを率いてきたヴェンゲル監督だが、今季終了後に退任することが先日発表された。だが68歳のフランス人指揮官は監督業の引退を発表してはいない。
一方のPSGも、ウナイ・エメリ監督が今季限りで退任することを先日認めた。PSGのナセル・アル・ケライフィCEOは、以前から親しい友人であるヴェンゲル監督を後任に招くことも試みていたようだが、ヴェンゲル監督はその誘いを断ったようだ。
エバートンからも接触を受けたとみられるヴェンゲル監督だが、「アーセナル愛」を貫くため他クラブの監督就任は考えていないという。監督本人の希望は、ロシア・ワールドカップ終了後に退任する可能性があるとみられるディディエ・デシャン監督の後任として、フランス代表を率いることではないかとみられている。
ヴェンゲル監督に就任を断られたPSGは、元ボルシア・ドルトムント監督のトーマス・トゥヘル氏を新監督に招くことが濃厚視される。ヴェンゲル監督の去就決定はもう少し先になるのかもしれない。
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