ゼニト・サンクトペテルブルクのロベルト・マンチーニ監督【写真:Getty Images】
イタリア代表の新監督に、現在ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクを率いるロベルト・マンチーニ監督が就任することが合意に達したとみられている。1日付の伊紙『コッリエレ・デッロ・スポルト』などが伝えた。
ロシア・ワールドカップはまさかの予選敗退に終わり、強豪国再建に向けて新監督選びを進めているイタリア。候補の一人とされていたカルロ・アンチェロッティ氏はイタリアサッカー連盟(FIGC)に断りを入れたと報じられていた。
アンチェロッティ氏の辞退により「ポールポジション」に浮上したとみられていたマンチーニ氏は、現地時間30日にロシアから極秘帰国してローマを訪れたという。そこで、FIGCで代表監督選定を任されているアレッサンドロ・コスタクルタ氏らと会談し、就任の意志を伝えたとされている。
ゼニトとの契約は2年間残されているが、障害にはならないとの見方だ。契約解除金は設定されていないものの、違約金の発生しない形で双方合意による契約解消が可能だとみられている。
マンチーニ監督が就任した場合、フランスのニースに所属する「愛弟子」のFWマリオ・バロテッリを約4年ぶりに代表復帰させる可能性もあるとみられている。就任後の最初の仕事は、ワールドカップ後の今年9月から開幕する新大会「UEFAネーションズリーグ」での戦いとなる。
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