アンデルレヒトの森岡亮太【写真:Getty Images】
ベルギー1部のアンデルレヒトでプレーする日本代表MF森岡亮太に対し、一定の結果を出してはいるが十分ではないとして批判的な評価もある。30日付のベルギー『HLN』が、ジャーナリストのピーター=ヤン・カルクーン氏による論評を伝えた。
森岡は今季前半にワースラント=ベフェレンで見せた活躍が高く評価され、1月に国内の名門アンデルレヒトへ移籍。先週末のシャルルロワ戦でも1ゴール1アシストを記録するなど、移籍後の12試合で5ゴール4アシストを記録している。
この数字については、「決定的な仕事をしている」「力強いデータ」とカルクーン氏も称賛。特にシャルルロワ戦の先制点に繋がったアシストは「ファンタスティックだった」と絶賛している。
だがそれでも、現時点では森岡の貢献度は「あまりにも小さすぎる」と厳しい評価を述べた。「モダンなフットボーラーではなく、時折消えてしまう」「クラシックな10番で、少し緩慢。デュエルは強くなく闘争心に乏しい」と森岡は評されている。
そういった“短所”を上回るだけの技術や創造性があれば良いかもしれないが、その点でも「(パル・)ゼッターベリや(ムバラク・)ブスファほどではない」と、過去に活躍したレジェンドには及ばないと主張。「だからこそ過去数週間、時々ベンチに座ることもあった」と述べられている。
国内最大の名門クラブでプレーしていれば高い水準を求められ、時には批判の対象となることもあるだろう。今後も活躍を継続し、そういった批判も見返すことができるだろうか。
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