バイエルン・ミュンヘンなどの元監督であるカルロ・アンチェロッティ氏は、母国イタリアの代表監督就任を断ったという。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が29日付で伝えた。

　イタリア代表はロシア・ワールドカップ欧州予選でまさかの敗退に終わり、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督を解任。今年3月の親善試合ではルイジ・ディ・ビアージョ監督代行が暫定的にチームの指揮を執った。

　再起を図るチームの正式な新監督としては、各国クラブなどでの実績が豊富な数人のイタリア人指揮官が候補に挙げられてきた。だがその一人であるアンチェロッティ氏は、イタリアサッカー連盟（FIGC）上層部に就任を断ることを伝えたようだ。

　これにより、現時点ではロシアのゼニト・サンクトペテルブルクを率いるロベルト・マンチーニ監督が新たな代表監督の最有力候補に浮上したとみられている。フランスのナントを率いるクラウディオ・ラニエリ監督が次点だとされている。

　マンチーニ監督とラニエリ監督はともに代表監督就任に乗り気だとみられ、現在のクラブとの退団交渉も不可能ではないとみられている。サッカー大国復活を託される指揮官は誰になるのだろうか。

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