ヴァイッド・ハリルホジッチ氏がフランスへ帰国した【写真:編集部】
日本代表の監督を解任された後、27日に記者会見を開くため来日していたヴァイッド・ハリルホジッチ氏が、29日に成田空港から自宅のあるフランスへ帰国の途についた。
出国直前には最後の取材に応じ、改めて無念を語っている。以下にハリルホジッチ氏のコメント全文を掲載する。
「何度も申し上げましたが、真実を探し、見つけるために再来日しました。記者会見でも申し上げましたけれども、真実をまだ見つけてはいないのですが、とにかく日本を去ることを誠に寂しく思います。気持ちの整理をすることにはだいぶ時間がかかるでしょう。
今朝は自宅まで代表スタッフの皆さんが来てくれました。うれしかったです。感動的なお別れでした。とにかくスタッフの皆さんには一言で『ありがとう』と伝えました。『これから私は監督ではなくて、1人の友達として、フランスもしくはボスニアまで、いつでもいらしてください』と伝えました。また会いましょうと、簡単なお別れでした。
本当に一言『残念』ですが、本当にもったいないなと私は思っています。マスメディアの皆さん、3年間お疲れ様でした。ありがとうございました」
ーー日本のファンにメッセージをお願いします。
「もちろん申し訳ありません。私はたくさんのハードワークをして、ベストを尽くしたということを信じてください。本当に日本のサッカーを強くするつもりで努力を惜しまず頑張りました。すでに本当に私たちが活躍をして、銀座でパレードをする、そこまで本当にポジティブに考えていました。なので、申し訳ありませんでした。頑張ってください」
(取材・文:舩木渉)
【了】