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激闘イタリアダービー、ユーベが劇的勝利で優勝に迫る。10人インテル奮闘も残り5分に泣く

text by 編集部 photo by Getty Images

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いくつものドラマが起きたイタリアダービー【写真:Getty Images】

【インテル 2-3 ユベントス セリエA第35節】

 現地時間28日に行われたセリエA第35節のインテル対ユベントスは、3-2でアウェイのユベントスが勝利を収めた。

 2位ナポリに勝ち点1差まで迫られている首位ユベントスと、チャンピオンズリーグ出場権獲得のために勝ち点3が欲しい5位インテルのイタリアダービー。序盤はアウェイチームが主導権を握った。

 14分、ユベントスはクアドラードが浮き球のボールをペナルティエリアに入れると、ドグラス・コスタがシュート。幸先良く先制する。すると18分には数的優位に。インテルはマンジュキッチの足を踏んだベシーノが一発退場となり、残り時間を10人で戦うことになった。

 荒れ模様のゲームは、前半のアディショナルタイムが6分と表示される。この長いアディショナルタイムにユベントスが追加点に迫ったが、マテュイディの得点として審判団が認めかけたゴールは、VARで取り消しとなった。

 後半に入ると、10人のインテルが逆襲に転じる。

 52分、右サイドからのセットプレーを得ると、カンセロの鋭いクロスにイカルディが合わせて同点とした。65分にはペリシッチが左サイドからドリブル。クアドラードをかわしてゴールライン際をえぐって中に入れると、戻りながらの守備となったバルザーリに当たって逆転に成功する。

 前半から10人で戦うインテルは疲労の色が出てくる。それでも、エースのイカルディも守備に戻って体を張る姿は、ホームの声援をより強くした。

 耐えるインテルは、85分にイカルディを下げてサントンを投入。逃げ切り態勢に入る。だが、結果的にはこれが良くなかった。

 ユベントスは87分、サントンのマークを外したクアドラードがペナルティエリア右の角度のないところから中に入れると、シュクリニアルに当たってゴール。2-2の同点とすると、89分にはディバラのフリーキックにイグアインが合わせて一気に逆転した。

 劇的勝利で勝ち点3を加えたユベントスは、優勝に向けて大きな一勝となった。ライバルを優勝から遠ざけることができなかったインテルは、チャンピオンズリーグ出場権獲得も危なくなっている。

【得点者】
14分 0-1 コスタ(ユベントス)
52分 1-1 イカルディ(インテル)
65分 2-1 オウンゴール(インテル)
87分 2-2 オウンゴール(ユベントス)
89分 2-3 イグアイン(ユベントス)

【了】

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