鹿島アントラーズのサポーター【写真:Getty Images for DAZN】
Jリーグを代表する強豪クラブであり、昨季も最終節まで優勝を争った鹿島アントラーズが苦戦を強いられている。今季J1の11試合を終えた時点での成績は、クラブ史上ワーストに近いものだ。
28日に行われたJ1第11節の試合では、鹿島はアウェイで横浜F・マリノスと対戦。ともに下位に低迷している「オリジナル10」同士の激突となったが、横浜FMが3-0で6試合ぶりの白星を挙げた。
この結果、鹿島は順位でも横浜FMに抜かれて15位に後退。11試合を終えて3勝3分け5敗での勝ち点12という成績にとどまっている。
1シーズン制の11試合を終えた時点で鹿島がこれを下回る成績だったことはリーグ史上わずか1回のみ。3勝2分け6敗の勝ち点11だった2012年が唯一の例だ。順位は同じく15位だった。この年は最終的に、クラブ史上唯一の二桁順位である11位でシーズンを終えている。
低調な成績の一因は深刻な得点力不足にある。11試合を終えてわずか8得点という数字は今季の全チーム中最少。ワースト成績の2012年でさえも11試合で11ゴールを記録していた。
次節は5月2日、ホームで昇格組のV・ファーレン長崎と対戦。“常勝軍団”はその力を取り戻すことができるだろうか。
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