2002年にデビューしたアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
今季限りでの退団を発表したバルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、「キャリア最高の瞬間」としてバルサでのデビュー戦を選んだ。スペイン紙『マルカ』などが伝えている。
現地時間27日に会見を開いたイニエスタは、今季終了後にバルサを退団することを発表した。バルサの“黄金時代”を支えた中心選手がまた一人去ることになる。
1996年にバルサ下部組織に入団して以来、イニエスタは22年間をこのクラブで過ごしてきた。トップチームでは約15年半を過ごし、8回のリーガエスパニョーラ優勝や4回のチャンピオンズリーグ(CL)優勝など計31のタイトルを獲得している。
だがキャリア最高の瞬間として挙げたのは、そのいずれの勝利でもない。「たくさんの魔法のような瞬間を過ごしてきたので、ひとつだけを選ぶのは難しい。ブルージュでのデビューの日のことは永遠に忘れないだろう。トップチームでの最初の1日だ。僕にとって一番意味のある瞬間だった」とイニエスタは語った。
イニエスタは18歳だった2002年10月29日、CLグループステージのクラブ・ブルージュ戦でバルサのトップチームにデビューした。現在に至るまでに、MFシャビ・エルナンデスに次ぐクラブ歴代2位の669試合に出場している。
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