ヴァイッド・ハリルホジッチ氏【写真:Getty Images】
前日本代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチ氏が27日、東京都内で記者会見を行った。その中で、監督解任を伝えられるまでの流れを明かしている。
日本代表は3月23日にベルギー遠征でマリと対戦し、1-1で引き分けた。その後、監督解任の話が動き出したようだ。
ハリルホジッチ氏は「西野(朗)さんが私に何か言おうとしていました。マリ戦の後、私はパリに行ってフランス対コロンビアを見た。その後ベルギーのリエージュに戻ったのが午前4時、5時というものすごく遅い時間になってからだった。そして、そこでちょっと話がきたわけです」とコメント。「1人の選手があまりいい状態ではない」と言われたが、「そのことが分かっている。そのことはあとで解決できると言った」と後回しにした結果、「残念ながらそこでいろいろなことが起こった」としている。
その後、4月7日に日本サッカー協会の田嶋幸三会長がパリにやってきた。「会長からパリに呼び出しがかかった。私は何のことか分からずにホテルへ出向いた。そこで『ハリルさん、これでお別れすることになりました』と言われ、『え、ジョークだろ?』と思った」とハリルホジッチ氏はコメント。
「1分経って、会長に『なぜか教えてほしい』と聞いた。コミュニケーション不足と言われ、もっと怒りがわき上がったんだ。『え、どの選手と?』と。そうしたら『全般的に』という答えだった。気が動転して、いったい何が起こったか分からなかった」。
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