ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、チェルシー時代にFWモハメド・サラーを手放していないと強調した。『ESPN』に対するコメントを英複数メディアが伝えている。
サラーは2014年1月にスイスのバーゼルからチェルシーに加入した。だが、このときは出場機会に恵まれず、2015年にフィオレンティーナへレンタル移籍。次のシーズンはレンタルでローマに加入し、最終的に完全移籍となっている。
昨年夏にローマからリバプールに移籍したサラーは、プレミアリーグで大活躍。周囲の予想を上回るパフォーマンスを見せているところだ。
逃した魚の大きさを感じるチェルシーでは、モウリーニョ監督がサラーを手放した張本人だと指摘されている。だが、同指揮官は、「周囲は私がサラーを売ったと言っているが実際は逆だ。私がサラーを獲得した」とコメントした。
「だが、彼はまだ若かった。フィジカル的に準備ができていなかったし、メンタル的にもまだだった。社会的にも文化的にも不慣れで、彼にとっては全てが厳しかった」
「我々は彼をレンタルに出すことを決め、彼はそれを求めた。彼はもっとプレーしたがっていたね。それからフィオレンティーナへ行き、成熟し始めたんだ。そして、チェルシーが彼を売却した。私が彼を売ったというのは嘘だ。私が彼を買って、レンタルに同意した。それが必要だと思ったからだ」
サラーにとってイタリアでの経験はプラスになっているが、完全移籍を認めてしまったチェルシーにとっては苦い経験となっている。
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