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日本代表 7年前

ハリルホジッチ監督突然の解任。法的な問題点は? 弁護士に聞く

text by 編集部 photo by Getty Images

訴えるとしたら争点になるのは?

――もしハリルホジッチ監督が日本サッカー協会を訴えるとしたら?

梅澤弁護士:ハリルホジッチ監督と日本サッカー協会がどんな契約を結んでいるかは明らかになっていないため、あくまで一般論としての見解になります。

監督側の争い方としては、

【1】解任行為が法的に無効であることを主張して監督の地位にあることの確認および同地位に基づく任期満了までの報酬支払を求める。

【2】解任行為が監督にとって不利となるタイミングで行われたことを理由に損害賠償を求める。

【3】解任行為について契約上認められる範囲で違約金の支払いを求める。

などの主張をして争う余地はあるかもしれません。ただ、くり返しますがこれは一般論であり、契約次第のところはあると思われます。

(聞き手:あなたの弁護士編集部)

<この記事を監修した弁護士>
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

【元記事】ハリルホジッチ監督突然の解任…法律的にOKなの?

【了】

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