日本代表監督を解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏【写真:Getty Images】
日本代表前監督のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、白熱するフランス・リーグアンの2位争いについて見通しを語った。仏紙『パリジャン』が23日付で伝えている。
リーグアンではすでにパリ・サンジェルマン(PSG)の今季優勝が決定。だが2位争いは4試合を残した時点で大混戦となっている。昨季王者のモナコが勝ち点70で2位に位置し、リヨンが1ポイント差の勝ち点69で3位、DF酒井宏樹の所属するマルセイユも同じく69で4位となっている。
2位ならPSGとともに来季チャンピオンズリーグ(CL)にグループステージから出場できるが、3位になればCLの予選3回戦から出場、4位ならばヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ出場となる。欧州のクラブ最大の舞台で戦えるかどうか、一つの順位で大きな差が生まれる。
『パリジャン』紙は、2003年から05年までPSGを率いるなどフランスの複数クラブでも監督経験があるハリルホジッチ氏による2位争いの予想を伝えた。「モナコは今も2位にいる。残り4試合だが、モナコは調子を取り戻し、目標達成への力を見つけ出すことができると思う」と同氏は語る。
「リヨンもマルセイユも良いチームだが、スタート地点が遠かった。少し遠すぎたかもしれない。マルセイユはEL準決勝も戦わなければならない。モナコにアドバンテージがある。残り4試合で順位を明け渡すことはないだろう」とハリルホジッチ氏は、このままモナコが2位を守ると予想している。
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