堂々とプレーする20歳前後の面々
菅大輝(19歳)、進藤亮佑(21歳)、ク・ソンユン(23歳)、川崎フロンターレから期限付き移籍中の三好康児(21歳)。北海道コンサドーレ札幌は、20歳前後の選手が堂々とプレーしている。
日本代表クラスを多数擁する浦和レッズは、18歳の橋岡大樹という新星はいるものの、ほとんどが選手として脂の乗った面々だ。一方で、百戦錬磨のチームと対峙した札幌のフレッシュさが際立った
試合後、アウェイチームの選手たちは「勝ち点1を取れたことは良かった」と振り返っている。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督も「引き分けが妥当」と、スコアレスドローを受け入れた。
公式戦4連勝中と波に乗る札幌は、ここ数試合で劇的な戦いを見せてきた。前節のJ1で柏レイソルに逆転勝利を収めると、直近のJリーグYBCルヴァンカップ・ジュビロ磐田戦では先制しながら一時は逆転を許す展開の中、後半終盤にスコアを再びひっくり返して見せた。
昨季までとは異なるスタイルに取り組みながら、札幌は勝ち点を積み重ねている。都倉賢や宮澤裕樹、兵藤慎剛といった経験豊富な選手たちの存在は大きい。
一方で若い力が台頭し、公式戦で堂々とプレーしている点も忘れてはならない。ペトロヴィッチ監督は言う。
「我々は恐らく、J1で最もスタメンの平均年齢が若いチームじゃないかと思います。昨シーズンまでは32歳くらいがスタメンの平均だったかと思いますが、今年は24歳」