ニューヨーク・シティのパトリック・ヴィエラ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、現役時代にアーセナルで活躍したパトリック・ヴィエラ氏をアーセナル新監督に“推薦”している。英紙『デイリー・メール』などが21日付で伝えた。
アーセナルは20日に、アーセン・ヴェンゲル監督が今季終了後に退任することを発表した。22年間に及んだ長期政権の終焉が確定したことで、後任の監督選びが注目されている。
現在MLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティで監督を務めるヴィエラ氏はその有力な候補の一人だと目されている。ヴェンゲル監督自身も退任発表の前日に、「いつかという意味ではその可能性はあるだろう」とコメントしていた。
グアルディオラ監督も、同じシティ・フットボール・グループのチームで指揮を執るヴィエラ監督の手腕を評価している。「もちろん、彼はすでにトップレベルの監督だ。今回起こったこと(ヴェンゲル退任発表)により、様々な(候補の)名前が出てきている。アーセナルは最善の決断を下すことになるだろう。だがもちろん、彼にはその準備ができている」とヴィエラ氏について語った。
だが本人は、現時点では古巣アーセナルへの復帰を否定。「アーセナルで9年間を過ごし、私にとっては本当に特別なクラブだ。だがそれだけで監督になれるわけではない。噂になるのは光栄だが、私は今ここで幸せだ」とニューヨーク・シティ残留を主張している。
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