アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
今季限りで退任するアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、来季以降はパリ・サンジェルマン(PSG)の「会長」に就任する可能性もあるのかもしれない。英紙『ミラー』が21日付で伝えた。
1996年から約22年間にわたってアーセナルを率い続けてきたヴェンゲル監督だが、今季限りで退任することが20日に発表された。だが68歳の指揮官は、これで監督業を引退するとは発表していない。
今後に関しては母国フランスなどの代表監督就任や、古巣モナコへの復帰のほか、ウナイ・エメリ現監督の退任が既定路線とみられるPSGの新監督に就任することも選択肢のひとつだと各国メディアは予想している。
だが、監督ではなく会長としてPSGへ移る可能性もあるという。PSGはボルシア・ドルトムント元監督のトーマス・トゥヘル氏を新監督に迎えることを考えており、同氏とヴェンゲル「会長」が協力する形でのチーム作りを構想しているとのことだ。
アーセナルではヴェンゲル監督はチーム運営の全権を委ねられ、試合や練習の指揮だけでなく選手補強なども含めたマネジメントを行ってきた。その経験をPSGで活かすことが期待されているとの見方だ。
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