J1首位を走るサンフレッチェ広島【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第9節の試合が21日に行われ、サンフレッチェ広島はホームでサガン鳥栖に1-0の勝利を収めた。
前節まで4連勝を収め、通算7勝1分けと絶好調を維持して首位を快走している広島。3連敗中と苦戦している鳥栖をホームに迎えた試合も、83分にFWパトリックが1点を奪って5連勝を飾った。
これにより、広島は9試合を終えて8勝1分けで勝ち点25を獲得。これは現行の勝ち点制度が導入された2003年以降のJ1で史上最多の記録となった。これまでは2004年1stステージの第9節終了時点でジュビロ磐田が勝ち点24を獲得していたのが最多だった。
暫定2位に浮上したFC東京との勝ち点差は9ポイント。セレッソ大阪がナイトゲームでガンバ大阪に勝利を収めれば広島と7ポイント差で2位となるが、9節時点での首位と2位の勝ち点差は過去最高または最高タイとなる。上記の2004年1stステージで磐田は2位の浦和レッズに7ポイント差をつけていた。
リーグ記録であるため、当然ながら広島にとっても過去最高のスタートということになる。これまでは2015年2ndステージで勝ち点21を獲得していたのが最高だった。
昨季は9節終了時点で勝ち点わずか5ポイントと、現行制度では2006年の4ポイントに次ぐスロースタートとなっていた広島。今季は対照的に3年ぶりのJ1王座奪回に向けて順調なスタートを切ることに成功している。
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