アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
今季限りでアーセナルを去ることが発表されたアーセン・ヴェンゲル監督だが、まだ監督業を引退することはなく、他クラブや代表チームで指揮を執る可能性もあるかもしれない。英紙『デイリー・メール』などが見通しを伝えている。
アーセナルは20日、約22年間にわたってチームを率いてきたヴェンゲル監督が今季限りで退任することを発表した。後任監督選びが話題となる一方で、監督業を引退するとは発表していないヴェンゲル監督の今後の去就にも注目が集まっている。
現在68歳のヴェンゲル監督だが、「休養を求めるタイプではなく、サッカーへの強い執着に変わりはない。肉体と精神が健康である限りはサッカーに専念し続けるだろう」と『デイリー・メール』紙は監督業の続行を予想している。
ひとつの可能性としては、クラブではなく代表チームの監督に就任することが考えられる。母国フランス代表のディディエ・デシャン監督が退任するのであればその後任候補となるほか、イングランド代表も過去に招へいを試みたことがあったと伝えられている。
あるいは、他のクラブで指揮を執る可能性もあるかもしれない。オーナーと親しい関係にあるパリ・サンジェルマンや、以前からヴェンゲル監督を高く評価しているというレアル・マドリーなどが行き先の候補に挙げられている。
英紙『ミラー』は中国行きも可能性の一つだと伝えており、他にMLS(メジャーリーグサッカー)やエバートン、古巣モナコなどの監督就任も選択肢として挙げている。
【了】