アーセン・ヴェンゲル監督とジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、退任を発表したアーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督に向け、引退はせず監督業を続行してほしいとメッセージを送った。英紙『ミラー』など複数メディアが伝えている。
アーセナルは20日に、ヴェンゲル監督が今季限りで退任することを発表した。約22年間にわたる長期政権に終止符が打たれることになる。
モウリーニョ監督はヴェンゲル監督の決断について、「彼がハッピーなら私もハッピーだ。彼が悲しいのなら私も悲しい。彼が自分の決断に満足しており、キャリアと人生の次の章を楽しみにしているのなら、私も彼のために心から嬉しく思う」とコメントしている。
68歳のヴェンゲル監督は退任を発表しながらも、監督業からの引退を断言してはいない。「彼がサッカー界からは引退しないことを願っている」とモウリーニョ監督は思いを述べた。
モウリーニョ監督とヴェンゲル監督は2004年以来プレミアリーグの舞台でたびたび激突し、数々の“舌戦”も繰り広げてきた。「天敵」とも言われる2人の勝負は一旦幕を下ろすことになるが、別の形で再び相まみえることもあり得るのだろうか。
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