酒井高徳【写真:Getty Images】
ハンブルガーSVが、今週末の2部降格決定を回避した。現地時間20日、残留争いのライバルの一つ、ヴォルフスブルクがボルシア・メンヒェングラッドバッハに0-3で敗れたためだ。
酒井高徳と伊藤達哉が所属するハンブルガーSVは、現地時間21日に行われるブンデスリーガ第31節でフライブルクと対戦する。今節の結果次第では、ハンブルガーSVがクラブ史上初の2部降格が決定する崖っぷちの状況だった。
ブンデスリーガでは、17位と18位のチームが2部降格となる。16位のチームは2部で3位になったチームとプレーオフを戦い、これに勝った方が次のシーズンを1部で戦うというレギュレーションだ。
現在17位のハンブルガーSVは、勝ち点8差で16位のフライブルクと直接対決という形。この試合に負けると、両者の勝ち点差は11まで開くため、残り3試合での逆転は不可能だ。
ただし、フライブルクと同勝ち点でヴォルフスブルクとマインツも並んでいるため、今節でハンブルガーSVの降格が決まるには、この2チームの勝利も条件となる。そのうちの1チームが負けたため、ハンブルガーSVの今節での降格は消滅した。
それでも、ハンブルガーSVが依然として崖っぷちであることに変わりはない。まずはフライブルクに勝利し、残留に望みをつなぎたいところだ。
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