倒れ込んだベシクタシュのシェノル・ギュネシュ監督【写真:Getty Images】
現地時間19日にトルコのカップ戦(テュルキエ・クパス)準決勝の試合が行われ、ベシクタシュはフェネルバフチェと対戦。しかし、試合中に衝撃的な事件が発生したことで試合は中止となった。19日に英メディア『ユーロスポーツ』が報じている。
0-0で迎えた30分、フェネルバフチェのペペが危険なタックルで一発退場すると会場はヒートアップ。そして後半、ベシクタシュのGKトルガ・ゼンギとフェネルバフチェのサポーターの間でいざこざが起き、それを落ち着かせようとしたギュネシュ監督に向かってフェネルバフチェのサポーターが物を投げつけた。
これがギュネシュ監督に当たり頭部裂傷。すぐに病院に搬送される事態となったため試合は中止になった。ギュネシュ監督は2002年の日韓ワールドカップでトルコ代表を率いて戦い歴代最高の3位に導いた。
そのためトルコ国内で最も尊敬される監督だったというが、ベシクタシュとフェネルバフチェの伝統的な“イスタンブールダービー”の一戦の中では、過激なサポーターを落ち着かせることは難しかったようだ。
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