レアル・マドリー時代のカカー【写真:Getty Images】
昨年に現役を引退した元ブラジル代表のMFカカーは17日付けのブラジルメディア『UOL』でレアル・マドリー時代について語っている。
サンパウロでプロとしてのキャリアをスタートさせたカカーはミランやマドリーでプレーした。その後2015年からMLS(メジャーリーグサッカー)のオーランド・シティで3シーズンを過ごしたあと、昨年末に35歳で現役生活を終えた。
今回のインタビューで「2009年にマドリーからのオファーを受けて移籍を決意したんだ。でも移籍後は完全に調子を崩した。ミランでプレーしていたようなパフォーマンスをマドリッドでは見せる事が出来なかった」と告白した。
ミランで多くのタイトルを獲得したカカーは大きな期待を受けてマドリーに移籍したが120試合で29ゴールとファンを納得させる数字を残すことが出来なかった。
また当時チームの指揮を執っていたジョゼ・モウリーニョ監督(現マンチェスター・ユナイテッド監督)について聞かれると「彼は私にとって難しい監督だった。練習でハードワークしても監督は私を信用してくれなかった。自分の力を見せるチャンスがなかった」と振り返った。
「とにかく全てを失った」とスペインでのプレーを失敗だと総括したカカーは「マドリーを去りミランに再び戻れた時は本当に幸せだった」と語った。
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