マンチェスター・シティ【写真:Getty Images】
未成年選手の獲得に違反があったとして、今後2回の移籍市場での補強禁止処分を受ける可能性が懸念されていたマンチェスター・シティだが、処分は免れる見通しとなった。英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。
シティは2016年に、当時16歳だったベンジャミン・ガレをアルゼンチン1部のベレス・サルスフィエルドから獲得。ベレス側はこの取引に際し、国際サッカー連盟(FIFA)の定める未成年選手の国際移籍規定に対する違反があったと訴えていた。
違反が認められた場合、シティは今年夏と来年冬の移籍市場で補強を禁止される可能性もあるとみられていた。だがスポーツ仲裁裁判所(CAS)での裁判の結果、シティ側の主張が認められ、処分は回避されることになったと伝えられている。
CASからの公式な発表は今週中に行われる見通し。だがベレスにはさらなる異議申し立てを行う権利が与えられることが見込まれており、この件が完全に決着するわけではないかもしれない。
ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるシティはすでに今季のプレミアリーグ優勝を決めた。リーグ連覇と欧州制覇を目指す戦いとなる来季に向け、早くも様々な補強が噂されている。来季へのプランを大きく狂わす補強禁止処分は何としても回避したいところだろう。
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