サンプドリア戦に勝利したユベントス【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAで首位に立つユベントスは、過去のデータに基づけば、7連覇となる今季の優勝を事実上確定させたと言えるのかもしれない。
今季セリエAでは首位を走り続けたナポリを僅差で追ってきたユーベだが、3月に入ってついに首位へと浮上。先週末の試合ではナポリがミランと引き分ける一方でユーベがサンプドリアを下したことで、両チームの勝ち点差は6ポイントにまで広がった。
28年ぶりとなる悲願のリーグ優勝を目指すナポリも、当然ながら逆転優勝を諦めてはいないだろう。だが伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、勝利に勝ち点3ポイントが与えられる現行制度が導入された1994/95シーズン以来、残り6試合で6ポイント差が逆転された例は一度もないという。
残り6試合の時点で首位に立っていなかったチームが逆転優勝を成し遂げた例は、1998/99シーズンのミラン(ラツィオを逆転)、1999/2000シーズンのラツィオ(ユベントスを逆転)、2001/02シーズンのユベントス(インテルを逆転)の3回ある。だがいずれも3ポイント差または4ポイント差からの逆転だった。
今週ミッドウィークの次節を経て、22日に行われる直接対決でユーベがナポリを下せば優勝に王手をかけることができそうだ。逆にナポリが逆転に望みを繋ぐためには、アウェイでのその試合に勝利を収めるしかない。
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