バルセロナのアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、中国への移籍に近づいているとみられている。その背景には、サッカーとは別のもう一つの理由もあるようだ。16日付のスペイン紙『マルカ』などが伝えた。
バルサ下部組織からトップチームにデビューし、プロ選手としてはバルサ一筋で過ごしてきたイニエスタだが、別れの時が近づいているとみられている。今月21日に行われるコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝のセビージャ戦後に、今季限りでの退団を発表することが見込まれるとスペインメディアは報じている。
バルサを退団してもまだ現役を引退するわけではなく、新天地は中国となる見通し。中国スーパーリーグ(CSL)の天津権健や重慶力帆が移籍先の候補に挙げられており、中国では年俸3000万ユーロ(約40億円)という破格の年俸を受け取ることになるという。
だが、イニエスタが得られると期待できる利益はそれだけではない。自身の保有するワイナリー「ボデガ・イニエスタ」のアジア市場への進出を図ることも、中国移籍を選ぶ理由のひとつだという。
『マルカ』によれば、「ボデガ・イニエスタ」は今後1年間で中国にワイン200万本前後を輸出するという。イニエスタ自身が中国でプレーすることを中国市場への強いアピールとして、ワインの知名度を高めることも目論んでいるようだ。
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