来季からバイエルン・ミュンヘンの監督を務めるニコ・コバチ現フランクフルト監督【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンのハサン・サリハミジッチSD(スポーツディレクター)は16日つけの独メディア『シュポルト・アインス』で新監督決定のいきさつを語っている。
現地時間13日、バイエルン・ミュンヘンは来季から3年契約でコバチ監督を招へいする事を発表した。2001年から2003年まで共にバイエルンのユニフォームを着て戦っていたサリハミジッチSDは「ニコはクロアチア代表監督を務めるなど国際経験が豊富だ」と第一印象を語っている。
「100パーセント信頼している」と語る同SDは「彼は我々のクラブを熟知しクラブの伝統やDNAが備わっている」過去にクラブでプレーしていたことを獲得の一番の理由に挙げている。
一方フランクフルト側は今回の発表に不快感を示している。フレディ・ボビッチSD(スポーツディレクター)は「敬意を欠いている」とチームがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争っている重要な時期の突然の発表に怒りを露わにしていた。
その事についてサリハミジッチ氏は「素晴らしい監督を失う事については理解は出来る。でもフランクフルトは新監督を見つけるのに4週間もの時間があるではないか。これこそがプロフェッショナルなやり方だ」と批判について反論している。
最後に「彼は賢い人間でチームを成功に導く働きをしてくれると思うよ」と語るサリハミジッチSD。来季リーグ7連覇を目指す名門クラブで46歳の監督がどのようなサッカーを見せてくれるのだろうか。
【了】