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香川真司 7年前

奈落の底に落ちるか…ドルトムント、打ち砕かれたプライドと失った新エース。CL争いへ正念場

ボルシア・ドルトムントは15日、ブンデスリーガ第30節でシャルケと対戦し0-2で敗れた。152回目を迎えたレヴィア・ダービーに挑んだドルトだったが、この日は終始ホームチームに圧倒され見せ場はほとんどなし。ライバル相手にプライドを打ち砕かれた。おまけに試合終盤にはミチ・バチュアイが負傷するなどCL出場権獲得へ向け正念場を迎えている。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

新エースが負傷。152回目のダービーも敗戦

ボルシア・ドルトムント
ドルトムントはシャルケに0-2で敗れた【写真:Getty Images】

 “新エース”を失った。4月15日に行われたブンデスリーガ第30節=152回目のレヴィア・ダービー。イェフヘン・コノプリャンカの一撃でリードを許して迎えた82分、ペナルティエリアの手前でマルセル・シュメルツァーがウェストン・マッケニーを倒し、直接FKのチャンスを与えてしまう。

 ギド・ブルクシュタラーがちょこんと蹴ってダニエル・カリジューリが止めたボールを、ナウドに豪快に叩き込まれて2失点目。5バック気味のFCシャルケ04の守備は厚く、1点も返せないまま敗色濃厚となったボルシア・ドルトムント。だが、奈落の底に続く黒い穴がぽっかりと空いたのは、それからのことだった。

 後半のアディショナルタイム、カウンターのチャンス。アンドレ・シュールレからのパスに合わせて、全速力で駆け出すミチ・バチュアイ。抜かれまいと横からベンジャミン・スタンブリが強烈なタックルを入れ、ボールを掻き出す。

 もつれて倒れ、のたうち回るバチュアイ。数分後、ベルギー代表FWは、担架で運ばれピッチを後にした。その顔は、両手で厚く覆われていた。そのまま試合終了の笛が鳴り、0-2でダービーを落としたドルトムント。

 試合後の会見でペーター・シュテーガー監督は、次のように述べた。

「バチュアイについては、そんなに悪くはないことを我々は望んでいる。だが、正確な診断を待たなければならない」

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