若手が躍動した今節
J1 第8節のベストイレブン
フットボールチャンネル編集部では、4月14日から4月15日にかけて行われた明治安田生命J1リーグ第8節のベストイレブンを選出した。
ここまでリーグ戦負けなしのサンフレッチェ広島は今節もアウェイで湘南ベルマーレに2-0の勝利を挙げ、首位を独走している。その中から低調だったチームを救う2ゴールで勝利の立役者となったパトリックを選出。また、前半こそ相手に主導権を握られたものの、後半に入ってからは劣勢な状況を修正し勝ち点3を呼び込んだ城福浩監督を今節の最優秀監督としている。
ジュビロ磐田は1-0でサガン鳥栖を下している。左WBとして出場したギレルメは決勝点をアシストしただけでなく、縦への果敢な仕掛けでチャンスを演出していた点を。GKカミンスキーはややキック精度を欠いてはいたが、安定感あるセービングでクリーンシート達成に貢献した点を評価し、ピックアップした。
清水エスパルスに2-1と勝利し、3連勝を果たした浦和レッズからは右WBとして先発出場し、興梠慎三の2点目をアシストするなど躍動感溢れるプレーをみせた18歳ルーキーの橋岡大樹。中盤でゲームメイクし、守備面でもインターセプトなどで存在感を発揮したベテラン・阿部勇樹の2名をベストイレブンとした。
セレッソ大阪のマテイ・ヨニッチは永井謙佑のスピード、ディエゴ・オリヴェイラのパワーにも屈しない安定した守備でチームの勝利に貢献。ベガルタ仙台の常田克人はリーグ戦デビューながら的確なポジショニング、カバーリングなどで強力な川崎フロンターレ攻撃陣を封じた。その仙台と対戦した川崎Fの奈良竜樹は空中戦で持ち前の強さを発揮し、危険な場面でも体を投げ出して対応した点をそれぞれ評価している。
その他にも2ゴールでチームの連敗を止めた鹿島アントラーズの金崎夢生。2アシストで勝利に貢献した北海道コンサドーレ札幌の三好康児、豊富な運動量で攻守に渡ってチームに貢献したV・ファーレン長崎の澤田崇などをピックアップした。
フットボールチャンネル編集部が選んだ明治安田生命J1リーグ第8節のベストイレブンと最優秀監督は以下のとおり。
▽GK
カミンスキー(磐田)
▽DF
マテイ・ヨニッチ(C大阪)
常田克人(仙台)
奈良竜樹(川崎F)
▽MF
阿部勇樹(浦和)
橋岡大樹(浦和)
ギレルメ(磐田)
三好康児(札幌)
澤田崇(長崎)
▽FW
パトリック(広島)
金崎夢生(鹿島)
▽最優秀監督
城福浩(広島)
明治安田生命J1リーグ第8節全試合の結果は以下のとおり。
鹿島 2-0 名古屋
柏 1-2 札幌
長崎 3-0 G大阪
C大阪 1-0 FC東京
仙台 0-0 川崎F
横浜FM 1-2 神戸
磐田 1-0 鳥栖
浦和 2-1 清水
湘南 0-2 広島
【了】