セルティック時代のラサッド【写真:Getty Images for DAZN】
日本のFC東京に所属したこともある元チュニジア代表のFWラサッド・ヌイウィが、所属クラブでの練習中に心臓発作を起こして病院に搬送された。最悪の事態を免れたのは、チームメートの適切な処置のおかげだったようだ。
現在32歳のラサッドは現在スペイン3部のトレドに所属。『マルカ』などスペイン複数メディアの報道によれば、14日の練習中に意識を失って倒れたとのことだ。
蘇生措置を受けて病院に搬送されたラサッドの容態は安定しているという。一命を取り留める要因となったのは、救急車の拠点が練習場のすぐ隣に位置していたこと、そしてチームメートのGKパブロ・アルコレアが迅速に適切な処置を行ったおかげだとみられている。
チームのレギュラーGKであるアルコレアは、看護を専門に学んでいるという。「アルコレアがラサッドの命を救った。看護の知識がある彼のような選手がメンバー内にいなければ、より痛ましい状況になっていたことは間違いないだろう」とトレドのフェルナンド・コジャード会長によるコメントが伝えられている。
過去にデポルティボやセルティックなどでもプレーしたラサッドは2015年に短期間のみFC東京に所属し、公式戦4試合に出場。その後母国チュニジアのクラブを経て今年からトレドに加入していた。
【了】