ドルトムント指揮官はシャルケ本拠地で無敗継続中
一方でシュテーガー監督も、対シャルケ戦には自信があるようだ。
「私はそこ(フェルティンス・アレーナ)に大概はアウトサイダーとして行ったが、ほとんどの場合とても上手くやった。今、我々はシャルケを追い抜く可能性を持っている」
まだ1.FCケルンを率いていた時代、オーストリア人指揮官の対シャルケ戦のアウェイでの成績は4戦3勝1分。14年に2-1、15年に3-0、16年に3-1、そして17年は2-2と、かつて栄えた炭鉱の街ゲルゼンキルヒェンで無敗を継続中なのだ。大きく勝ち越していることを考えれば、シュテーガー監督は“シャルケ・キラー”と呼んで差し支えないだろう。
もちろん当時のシャルケの監督たち(ロベルト・ディ・マッテオ、アンドレ・ブライテンライター、マルクス・バインツィアル)とテデスコのサッカーは別物なので、過去の対戦成績だけを持って一概に有利とも言えないだろう。しかし、フットボールの世界においては“運”や“巡り合わせ”といった数値化できない要素が重要であるのも事実。
152回目の“レヴィア・ダービー”では、不敗神話を持つ“シャルケ・キラー”のシュテーガー監督の手腕に期待だ。
(取材・文:本田千尋【ドイツ】)
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