長谷部誠(左)に指示を伝えるフランクフルトのニコ・コバチ監督(右)【写真:Getty Images】
日本代表のMF長谷部誠が所属するフランクフルトのニコ・コバチ監督は来季からバイエルン・ミュンヘンを指揮する事になりそうだ。複数の独メディアが報じている。
12日付けの独誌『キッカー』によるとコバチ氏は代表取締役を務めるフレディ・ボビッチ氏に今季限りで退任する事を伝えたと報じている。なお同氏は220万ユーロ(約2億8000万円)の契約解除金を支払えばバイエルンに移籍が可能な契約を結んでいる模様だ。
さらに『シュポルト・ビルト』ではバイエルン側は現在ユップ・ハインケス監督の下でコーチを務めるペーター・ヘアマン氏を引き続きコバチ氏のアシスタントとして残したい意向を持っていると伝えている。
コバチ氏は今月初めには「来季もここで監督をしている事に何ら疑いを持つことはない」と2019年まで契約の残るフランクフルト残留を強調していた。一方、今回の『キッカー』ではコバチ氏はバイエルンの監督として2020年までの契約を結ぶことになるとも伝えている。
72歳のハインケス監督は今季限りで監督業を引退する意向を示している。仮にコバチ氏がバイエルンへ移籍する事になった場合、同氏が絶大な信頼を寄せる長谷部を引き抜きく可能性はあるのだろうか。
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