田嶋幸三会長(左)と西野朗監督(右)【写真:田中伸弥】
ヴァイッド・ハリルホジッチ前監督の解任を受け日本代表の新監督に就任した西野朗氏が12日、都内で記者会見を行った
西野新監督は、クラブと代表で強化の仕方が違うと語っている。
「長い間クラブの中での指導でしたので、ある意味、選手をどう生かしていく中でチームが成長していくか、強化できるか、そういう選手がいるから作っていく中でのチーム作りでした。
ですが、代表チームはある程度、自分の理想とする、やりたいサッカーにそういう選手を当てはめていく逆の発想の中でチーム作りをできる。それはオリンピックの時代、その前のユース代表時代にそういう形でチーム作りをした感覚、そういう中での自分の理想を反映できると思います」
アトランタ五輪ではU-23代表を率いてブラジルを破り、ガンバ大阪では黄金期を築いた。今回は代表チームの指揮となるため、自身の描くスタイルを具現化できる選手を起用することになる。
とはいえ、まだ就任したばかり。西野新監督は「現時点では(スタイルを)描けません」と話すにとどめた。
また、今の日本代表について「現時点でバラバラ、崩壊しているとは全く思わない」と強調する。「最大限のパフォーマンスを出すプレーは3月の遠征でもやっていましたし、まだまだ出せるとは思うが、そういう意味での伝え方。間違いなく融合していかなければいけない。コンビネーションだとか、チームの中で機能していくことが大事だと思います」と口にした。
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