各選手が異なるユニフォームを着用したウディネーゼ【写真:Getty Images】
現地時間8日に行われたセリエA第31節のウディネーゼ対ラツィオ戦で、ウディネーゼの選手たちは11種類の異なるモデルのユニフォームを着用して試合に臨んだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数メディアが伝えている。
この異例の試みは、サポーターの夢の実現を支援するためのプロジェクトとして行われた。選手たちが試合で着用したユニフォームは、いずれも白と黒の縦縞のチームカラーであることは変わらないが、それぞれ過去の異なるシーズンのモデルのものだった。
11枚のユニフォームを提供したのはウディネーゼの11人のサポーターたち。試合開催中にはオンラインオークションサイトで11枚のユニフォームが競売にかけられ、それぞれ買い手を募った。落札額は各ユニフォームの所有者のものとなり、それぞれ異なる「夢」を実現させるための資金として用いられるという。
オークション公式サイトによれば競売は1ユーロ(約130円)からスタートし、それぞれのユニフォームに500ユーロ(約6万5000円)から1700ユーロ(約22万円)の値がついた。最高額で落札されたのは、この試合でゴールを決めたケビン・ラザーニャが着用していた2002/03シーズンモデルのユニフォームだった。
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