日本代表の新監督に就任した西野朗氏【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は9日、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督解任と西野朗新監督の就任を発表した。
これを受けた西野新監督は、JFAを通じてコメントを発表し「本来であれば代表監督をサポートしていくポジションであり、このような状況になったことについて、技術委員長として責任を感じています」と述べた。
2016年3月からJFAの理事と技術委員長を務めていた西野氏は、今回それらの職を辞して日本代表監督に専念する。9日に記者会見に臨んだJFAの田嶋幸三会長は「ワールドカップで1%でも勝つ可能性を見つけていきたい、その思いで決断に達しました。新しい監督は内部からの昇格しかないと考えました。(ワールドカップまで)わずか2ヶ月しかないということで、ずっとこのチームを見てきた方、西野(朗)氏を監督と決定しました」と、西野監督の任命理由を説明した。
一方、残された時間が少ない中で大役を任された西野監督は「このタイミングでの監督交代は非常に難しいことですが、自分の立場だけを考えるのではなく、現状況を打破することが第一義だと判断し、日本代表の指揮を執ることにしました。ワールドカップに向けて、サッカー界の力を結集していけるように、全身全霊で取り組んでいきます」と意気込みを述べている。
なお、ハリルホジッチ監督の解任にともない、コーチを務めていたジャッキー・ボヌベー氏、GKコーチのエンヴェル・ルグシッチ氏、フィジカルコーチのシリル・モワンヌ氏の契約解除も明らかになった。
西野体制のコーチングスタッフや新任の技術委員長は現在選定中で、12日に改めて発表される予定となっている。
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