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ハリル解任、選手と摩擦も。信頼薄れ「引き金になったのは間違いない」

text by 編集部 photo by Kenzaburo Matsuoka

田嶋幸三
日本サッカー協会の田嶋幸三会長【写真:松岡健三郎】

 日本サッカー協会(JFA)は9日に都内で会見を開き、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任と、新監督として西野朗氏の就任を発表した。

 会見に臨んだJFAの田嶋幸三会長は、ハリルホジッチ監督と代表選手たちの間で「信頼関係が失われてきたこと」が解任の理由のひとつだと説明している。解任を検討するにあたり、選手たちとも議論を行った上で決断に至ったとのことだ。

 協会とハリルホジッチ監督との間では、「基本的に摩擦があったとは思っていません」と田嶋会長。だが「選手たちとの摩擦が少なからずあったと思う」と認め、「そういったことが引き金になったのは間違いない」と述べた。

「誰とは申し上げませんが、直接選手から話を聞いたこともあります。協会の努力としては、様々な選手と話し合いの場を持ったりしました。それを鵜呑みにするのではなく、しっかりと話を聞き、改善すべく動いてきました」と会長は語る。

 昨年12月のEAFF E-1サッカー選手権で韓国代表に大敗を喫したあとにも議論を行い、「リスクと誰がやるのかを考えて、継続の決断をしました」とのこと。だが「残念ながらそこで最後まで改善できなかったところが、この結果になってしまったと思っています」と解任に至る経緯について語った。

【了】

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