日本サッカー協会の田嶋幸三会長【写真:松岡健三郎】
日本サッカー協会(JFA)は9日に都内で会見を開き、日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任と、新監督として西野朗氏の就任を発表した。
会見に臨んだJFAの田嶋幸三会長は、ハリルホジッチ監督に解任を告げた際の状況について明らかにした。報じられていた通り、渡欧してハリルホジッチ監督に直接会った上で解任を伝えたとのことだ。
「4月7日、フランス時間の18時にパリのホテルで直接会いました」と田嶋会長。ハリルホジッチ監督は「メディアの報道にすごく敏感な人」だとしつつ、もし解任をするような状況になれば、メディア経由ではなく直接伝えるという話を以前からしていたという。
ハリルホジッチ監督からは「紙1枚でも構わないと言われた」とのことだが、「ワールドカップ予選を突破したという実績も考慮し、礼を尽くして直接言うことを選んだ」と田嶋会長は語った。
解任を告げられたハリルホジッチ監督は「びっくりしていた印象だった。動揺もあったし、怒りもあった」という。解任理由も聞かれたが、「あれがあった、これがあったということを羅列はしなかった。選手とのコミュニケーションが足りないということも伝えたが、ここで線を引いたということを伝えるべきと思い伝えた」と説明した。
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